マラソンを始めよう!
~“第一生命流”フルマラソンへの道!~
step04 松田コーチに聞く! 「自然な
ランニングフォーム」

ランニングフォームについて教えてください。

松田コーチランニングフォームが整っていないと、片寄った負荷が体に影響し、走りこむ際に足やひざ・腰などを痛める可能性が高まります。

フォームには大きく分けて2種類、大股で走るストライド走法小股で脚の回転が速いピッチ走法があります。どちらでも良いですが、下の「ランニングフォーム動画」のように、端から見ていても自分で走っても、心地良く感じるような動き・リズムで走るのが良いでしょう。

そのリズム感を出すには、リラックスした腕振りが効果的です。よく「肩ひじを張る」と言いますが、肩ひじを張った硬い動きになるとリズム感が出にくく、疲れやすいです。

硬い動きにしないためには、簡単な方法があります!
手のひらを前方へ向け、だらーんと降ろした腕を、すーっと肘を90度くらいに抱えます。握りこぶしは、軽く握って手のひらがやや上を向くようにします。そうすると肩ひじが張りにくくなります。走りながらリラックス感が出てくれば、窮屈でない自然な腕振りに戻していきましょう。
上の2人は、タイプは違いますが少々硬い力感のあるフォームから、比較的リズム感のあるフォームへと移行しながら成長している選手です。

また、故障しないで走り続けるには、姿勢が大切です。

写真1:右肩下がり × → 写真2:正しい姿勢 ○

後ろから見た立位姿勢ですが、写真1は右肩が下がっています。この姿勢でランニングしていることを想像すると、右側に負担が掛かり疲れそうですよね。そのため、写真2のような姿勢に戻していきます。チームでは、本人の感覚を大事にしながら正しい位置に戻す運動や、酒匂コンディショニングコーチの手技により修正しています。強制的に戻すというより、その選手の自然な姿勢にすることが大切です。

1人でも確認できる方法はありますか?

松田コーチもちろんありますよ。鏡の前で正しい姿勢を確認した後、腕振りをしばらく続けます。腕振りにリラックス感が出たところで、その感覚を崩さないように走り出せばよいのです。

このようにリズム感のある動きと、姿勢に気をつけていれば、その人の「自然なフォーム」に近づくでしょう。姿勢を作っていくことは、効率良く無駄な力を使わないことになります。マラソンでは、ペースダウンを防ぐポイントにもなります。

「自然なフォーム」を目指し、さっそく鏡の前で実践してみます!

★★ランちゃんの疑問解決★★

10km程度のランニングを行う際、飲み物は持って走ったほうがいいですか?

松田コーチ天候にもよりますが、冬期は特にいらないと思います。よっぽど暑くなければ60分くらいは飲まなくても大丈夫。また走る前にしっかり水分補給しておけば問題ないでしょう。

マラソン大会の終盤で、選手がそれまで掛けていたサングラスを投げるのを目にしたことがあります。そのタイミングはどんな時ですか?

松田コーチ実際には、サングラスを捨てられる人は、そうはいないです。もったいないから(笑)。
でも、頭の上に載せたり、ウエアに掛けたりするタイミングは、天気が曇りに差し掛かった時や、もちろん気持ちの上でスイッチを入れ替える時もあるでしょう。

選手の花粉症対策を教えてください。

松田コーチ走っている時は、意外と花粉症の症状が出にくいです。体が温まるからでしょうか。 しばらく忘れる時間がありますよ。時間がたつと、また同じですが(笑)。

マラソン選手の帽子に付いているタオルのような物は、首の日焼け防止ですか?やはり首は焼けないほうがよいのですか?

松田コーチ首の後ろには太い血管があるため、直射日光を受けると、体温が上がりやすいそうです。体温が上がり過ぎると、汗が大量に発散され脱水など起こしやすくなります。いわゆる熱中症の予防でしょうか。特に夏の暑いレースになると、首の後ろを隠すような帽子を着けている選手が増えますね。

あの…選手はお化粧をしているのでしょうか?日焼け止めなどは塗っていますか?

松田コーチ普段はしっかり日焼け止めを塗って、ケアはバッチリやっているようですよ。

疑問が解決しスッキリしました。ありがとうございました!

第一生命グループ女子陸上競技部

第一生命は、スポーツや文化への支援の一環として、1990年に女子陸上競技部を創設し、選手の育成を行ってきました。「一人前の陸上選手に、そして一人前の社会人になろう!」をモットーに、指導体制・環境を充実・強化しております。本年も、日本を代表するランナーを育成すべく引き続き取り組んでまいります。

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